やまね歯科・矯正歯科クリニック

MENU
web予約はこちら

矯正歯科

Orthodontic

矯正歯科Orthodontic

矯正歯科とは

矯正歯科とは、一般的には悪い歯並びをきれいに治す治療のことをいいます。
矯正治療により審美的な改善を行うことはもちろんですが、歯並びを改善することで、歯磨きがしやすいお口の環境になり歯の寿命を延ばすという予防的な効果も持ちあわせています。
また、食べ物を前歯でかみ切ったり奥歯で噛み砕く機能(そしゃく機能)の向上や発音障害の改善にもつながります。さらに、成長期のお子様には、あごや顔の適切な成長発育を促すことで、不正咬合(出っ歯、受け口など)の改善を行います。

お子様の矯正(小児矯正)

お子様の矯正(小児矯正)は、あごの骨のバランスや大きさを整える「1期治療(骨格矯正)」と、永久歯が生えそろってから歯の位置を整える「2期治療(歯列矯正)」の2段階からなります。

第1期治療

乳歯と永久歯が混じった時期からの治療で、主にあごの成長を利用し治療を行います。(6歳~12歳ごろ)
6歳よりも前から治療を行ったほうがいい場合もありますので、お子様の歯並びで気になることがあれば早めにご相談ください。

  • 治療期間は1年~5年
  • 通院回数は12~60回
第2期治療

歯の1本1本に装置をつけ、歯の根までコントロールして最終的な咬み合わせをつくります。(12歳ごろ~成人)

  • 治療期間は1年~3年
  • 通院回数は12~36回

大人の矯正(成人矯正)

永久歯に生えそろった方を対象とするのが成人矯正で、「2期治療」ともいわれます。矯正治療に年齢は関係なく、患者様のライフスタイルにあわせてさまざまな治療法をご提案いたします。

  • 治療期間は2年~3年
  • 通院回数は24~36回

不正咬合の種類

上顎前突(じょうがくぜんとつ)
上顎前突(出っ歯のこと)

上の前歯が前面に傾斜して生えている状態です。または下の歯全体が後ろに位置することでも出っ歯に見えます。口が閉じにくく、いつもお口が開いた状態で、むし歯にもなりやすいです。顔を強打したときに歯が折れやすくなります。

下顎前突(がかくぜんとつ)
下顎前突(受け口のこと)

出っ歯とは逆に、上の前歯より下の前歯が前面に出ている状態です。上のあごが小さい、もしくは下のあごが大きいことで起こります。うまく食べ物が噛み切れなかったり、滑舌が悪くなる原因となります。

叢生(そうせい)
叢生(そうせい)

歯がでこぼこに並んでいる状態のことをいいます。この状態は歯磨きのときにブラシが歯に届きにくく歯垢が残りやすいため、むし歯や歯周病の原因になります。

開咬(かいこう)
開咬(かいこう)

奥歯で噛んでいても前歯がかみあっていない状態のことです。発音が悪くなったり、前歯でものを噛み切ることが難しくなります。舌の癖や指しゃぶりの癖が原因で起こることがあります。

過蓋咬合(かがいこうごう)
過蓋咬合(かがいこうごう)

上の歯が下の歯を覆ってしまうほど深く噛んでいる状態をいいます。口が開けづらく、口を開けるときに音がしたり痛みがあるなどの顎関節症を引き起こすことがあります。

交叉咬合(こうさこうごう)
交叉咬合(こうさこうごう)

上下の噛み合わせが横にずれている状態をいいます。左右の下あごの成長に差が出ることにより顔が歪んでしまう場合があります。

空隙歯列(くうげきしれつ)
空隙歯列(くうげきしれつ)

歯と歯の間に隙間がある状態です。これはあごの大きさに対して歯が小さいことや舌の癖のほか多くの原因が考えられます。隙間から息漏れが生じるのでサ行・タ行の発音が悪くなります。

矯正治療の流れ

1

初診カウンセリング

初診カウンセリング
歯並び、かみ合わせ、あごや口元のお悩みについてお聞かせください。
矯正治療に関して、わからないことや不安なことがあれば、些細なことでも構いませんので、どうぞお気軽にお尋ねください。
お口の中を簡易的に診査したあと、治療方法、期間、金額などについてのおおよその説明を行います。

2

精密検査

精密検査
適切な治療方針を立てるために、問診、一般的な歯科治療の検査、レントゲン撮影、写真撮影、歯型の採取と模型作製などを行います。
必要に応じ、歯科用CTの撮影や、あごや筋肉の検査などを追加します。

3

検査結果・診断の説明

検査結果・診断の説明
検査の結果を詳しく分析し、治療方法、治療期間、費用を改めて詳しく説明いたします。
診断を聞いてご納得していただけましたら、治療をスタートします。

4

歯磨き指導・治療準備

歯磨き指導・治療準備
矯正装置を装着する前に、しっかりとご自身で歯みがきをする練習をしていただきます。
矯正装置の製作する上で場合によっては抜歯をしたり、むし歯・歯周病の治療を行います。また、装置装着前に歯のクリーニングを行います。

5

治療開始

治療開始
歯に矯正装置を装着し、治療が開始します。

6

経過観察・定期メンテナンス

経過観察・
定期メンテナンス

約1〜2ヶ月に一回のペースでご来院いただき、進行状況と歯の状態をチェックし、矯正装置を調整します。

7

保定

保定
歯並びが整い、矯正治療が完了した後は、後戻りを防ぐために保定装置(リテーナー)を装着します。
治療後も保定装置(リテーナー)を付け続けながら、歯の噛み合わせを安定させます。

8

矯正治療完了

矯正治療完了
保定終了後も噛み合わせや口腔内の状態をチェックするため、ご希望の患者様には定期的にご来院いただいております。

矯正歯科治療に伴う一般的なリスクや副作用について

  1. 最初は矯正装置による不快感、痛み等があります。数日間1、2週間で慣れることが多いです。
  2. 歯の動き方には個人差があります。そのため、予想された治療期間が延長する可能性があります。
  3. 装置の使用状況、顎間ゴムの使用状況、定期的な通院等、矯正治療には患者さんの協力が非常に重要であり、それらが治療結果や治療期間に影響します。
  4. 治療中は、装置が付いているため歯が磨きにくくなります。むし歯や歯周病のリスクが高まりますので、丁寧に磨いたり、定期的なメンテナンスを受けたりすることが重要です。また、歯が動くと隠れていたむし歯が見えるようになることもあります。
  5. 歯を動かすことにより歯根が吸収して短くなることがあります。また、歯ぐきがやせて下がることがあります。
  6. ごくまれに歯が骨と癒着していて歯が動かないことがあります。
  7. ごくまれに歯を動かすことで神経が障害を受けて壊死することがあります。
  8. 治療途中に金属等のアレルギー症状が出ることがあります。
  9. 治療中に「顎関節で音が鳴る、あごが痛い、口が開けにくい」などの顎関節症状が出ることがあります。
  10. 様々な問題により、当初予定した治療計画を変更する可能性があります。
  11. 歯の形を修正したり、咬み合わせの微調整を行ったりする可能性があります。
  12. 矯正装置を誤飲する可能性があります。
  13. 装置を外す時に、エナメル質に微小な亀裂が入る可能性や、かぶせ物(補綴物)の一部が破損する可能性があります。
  14. 装置が外れた後、保定装置を指示通り使用しないと後戻りが生じる可能性が高くなります。
  15. 装置が外れた後、現在の咬み合わせに合った状態のかぶせ物(補綴物)やむし歯の治療(修復物)などをやりなおす可能性があります。
  16. あごの成長発育によりかみ合わせや歯並びが変化する可能性があります。
  17. 治療後に親知らずが生えて、凸凹が生じる可能性があります。加齢や歯周病等により歯を支えている骨がやせるとかみ合わせや歯並びが変化することがあります。その場合、再治療等が必要になることがあります。
  18. 矯正歯科治療は、一度始めると元の状態に戻すことは難しくなります。
pagetop